【超短編小説】「ピーッ」
テレビを観ていたら、台所から、ピーッ、と音がした。
「ご飯が炊けました」
炊飯器の機械音声が聞こえた。んー、ご飯炊けたか、と思いながらテレビのリモコンを手に取ると、お風呂場から、ピーッ、と音がした。
「お風呂が沸きました」
ご飯とお風呂と、どっちにしようかな、と思っていると、テレビのレコーダーから、ピーッ、と音がした。
「録画を開始しました」
んー、じゃあ、とりあえずお風呂かな、と思って立ち上がると、裏庭の方から、ピーッ、と音がした。
「お義母様を殺しました」
殺人機の音声が聞こえた。
んー、じゃあ、先に祝杯かな。
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2024/11/5 15:00
六井 象
短いものを書いています