昨日のママの相談
今日は、久方ぶりに茶目ってしまった。店の経営も、今は決して楽では無い。店舗家賃、人件費、カラオケセットのレンタル、在庫が切れる前には、仕入れる酒類。
「どうしよう?カズ〜?毎日、お金の計算で狂いそうだ。わたしは」
「お前のミスは、呑み屋ビルに、店舗を構えた事、キャスト(店の女の子)自体に、特色も別に無く、お前が、フィリピン出身である事が何か意味あるのか?理解する気も無いが、もっと安価で、入店出来るフィリピンパブ様式で、普通のラウンジの、セット料金を取り、ボトルも日本人店と、変わらない値段で出している事。お前自体は、フィリピン人としては、超一級の美人だと言えても、5人がお前を指名しても、対応も出来ない事。お前がしでかした事は、アメリカで、アメリカ人客を顧客にする店舗のテリトリーで、カナダ人パブを出してしまった様な事。全員が英語ペラペラなら問題は、少ないのかも知れない。大人のお酒の場とは、呑んでいちびる事では無い。呑んで、唄って、キャストのお尻でも触って、満足して帰る客層なら、日本人が好む、日本人だけの店に足を運ばせるだろう。俺はたびたびに、お前に忠告はしているが、直そうともしない。突然にタガログ語で、キャストと会話をしている所だ。客としては、お前らは喧嘩しているのか?こちらの文句を言っているのか?聞かれてはまずい話しをしているのか?
一つの、オーナーとして経営をしている時、俺はつねづね、他店へ視察に出向き、何故、繁盛しているのか?ボーイの接客態度は?店の雰囲気は?キャストの質は?セット料金、ボトル料金等の設定は?週に一度は、視察に行けと教えた筈だ。お客の付いていない、キャストには、駅前や店周りでのチラシ撒きや、名刺渡し、初回はボトル料金無料とか、セット料金無料とか、先ずは、一回は店に足を運ばせる。何も言う事も聞かず、行動もせず、30歳過ぎのオーナー職になど、自分に酔っているからそうなる」
「家賃は、二十二万、カラオケセットレンタルが、五万、おしぼり、お酒、今、それだけ稼いで、綺麗なキャストを、雇う余裕が有ると思う?」
「知らん。お前が好きで始めたこと。無理ならさっさと閉めてしまえ」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/2/11 3:38
Kazuayano
永遠のガキ