小豆磨

『小豆磨-あづきとぎ-の事』  すがたは見えづ 川縁にて小豆を洗う如き  しよきしよき と音が聞ゆる  此れ小豆洗いの仕業と云ふ    虫の聲が聞こえなくなった、晩秋の夜である。  月には叢雲が掛かり、何処と無く不安を感じる道を、提灯を提げた初老の男が歩いている。名を玄介と云った。
積山 精々
積山 精々
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