「俺の周りの女は女子力が低すぎる」2
「はい、これで授業を終わります」
「なあ、今日カラオケいかね?」
「ねえねえ、川崎さん」
六限目が終わった途端にクラス中がうるさくなってきた。みんな放課後の話をし始めるのがこのクラスの暗黙の掟みたいなところはある。
俺は、そんな掟なんて守らず、帰りの準備をしていた。教材もろもろしまったあとに引き出しの奥深くに手を差し伸ばすとそこには数学の宿題ノートがあった。
「あ、入れてなかった。すぅ、それよりもトイレに行きたいな。よし、先に行こう」
めんどくさいため、「先にしまってから、トイレに行く」という行為をせずにそのままトイレにいってしまうところは、俺の悪いところではあるが大好きなところである。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/8/24 8:05
大庭央太
初めましておおばおうたと申します。
下手くそな文章しか書けないけどそれでもよければぜひ僕の文を読んでみてください。