地獄のバレンタイン
また、地獄のバレンタインデーがやってきた。
バレンタインなんて金がかかるだけだし、気を遣うことばっかりで正直なところうんざりだ。
男の子にあげる人なんか、カップルの片割れか、両片想いだってわかってる勝ち組だけでしょ?
それ以外は女子同士で配り合うだけ。
所詮、バレンタインなんてキラキラ女子のためのイベント。
私みたいに女子力も持ち合わせていない女はお呼びでないってわけ。
そもそも、私甘いもの大っ嫌いだし。
でも、チョコをもらえば、
「え〜!!私全然準備してなかったよ〜!お返し来週まで待ってて!!」
なーんて、チョコよりも甘ったるい声で愛もこもってない笑顔を向けてしまう。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/2/16 8:26
最終編集日時: 2026/2/18 9:41
一ノ瀬奏
いちのせ かなで(Ichinose Kanade)と申します。
創作の源泉は教室に響く乾いたチョークの音とどこか遠くから聞こえる先生の声。
そんな贅沢なBGMを拵えて、本来「有意義」と言われるべきだった時間に「無意味」をつらりと重ねること、それが私にとって何よりの至福でございます。
私の奏でる不協和音が退屈極まりない日常に、「ふっ」と鼻を鳴らして笑ってしまう、どこか間の抜けていて、でも確かにそこにある「ズレ」をお届けできれば幸いです。
もっとも、私の旋律が顔も名前も知らない貴方のお耳に馴染むかどうかは保証致しかねますが。