ほのかちゃん

ほのかちゃん
ヒモ彼氏に買い物を頼まれたので近くのスーパーへ行った。 ついでに晩御飯の材料と彼氏に頼まれていた「俺が好きそうなお菓子」を悩みに悩んで選んでいた。 どの商品も値上がりばかりしていて財布に優しくない、でも彼の生活も自分の生活もあるので必死に普段働いているけれど追いつかない。 彼は来月から働くと言っているのでそれでなんとか2人で支え合えたらと思っているけど。 彼は駄菓子が好きだ。 よっちゃんイカとかそういうもの、とりあえず3つ買っておこうと思って手に取った瞬間肩をたたかれた。 振り返ると小中高一緒のほのかちゃんが居て「雪ちゃん、久しぶり」と手を振っていた。
南波
南波
短編(フィクション)を書きます。 フリーランスのモデルしてます。