花も枯れる頃に

花も枯れる頃に
 私が人を好きになって、 微炭酸のように淡い恋をして、 愛を知って、愛を取りこぼしたのはいつだっけ。  春は嫌いだ。 私が恋をしたのは桜の下だった。 ぶかぶかの制服を着たあなたによく似合う季節だから。
晴薪
晴薪
はるまき/高校3年生/女子