君の瞳

君の瞳
あたりはもう暗くなって、鈴虫が羽を羽ばたかせて鳴いている。空には、無限に広がる銀河とその中の無数の星たちがそれぞれの光を放っている。その光を君の瞳が受け止めて、君の瞳の中に別の君だけの世界が映る。それを隣で見つめている私は、ただ幸せな時だった。 「…って、ポエムかよっ!」 「だ、ダメですか?」 「ダメという訳では無いが、ちょっと臭すぎるぞ…」 「そうですか?でも綺麗な表現で私は好きですけど」 「それはそうかもしれないが、もう少しナチュラルにした方が万人受けなんだよ」 俺たちは、鷹辻高校小説研究部。小説を読んで感想を書いたり、自分たちで小説を書いて出品している。俺の名前は高川セイジ。この小説部に今年入部したばかりの1年。俺は元々陸上部だったが中学の時に怪我をしてしまいもう運動を続けるのが厳しくなっていた。だが、この学校では部活に1年は絶対に入るのが定められている。困っていた時この部を見つけた。あまり目立たない部だったから見つけた時は、こんな部があったんだと驚いた。小説は嫌いではなかったし、話を書くのにも興味があった俺は入部を決めた。それが俺のこの部に入ったきっかけだった。今、俺は初めて自分で小説を書くのに挑戦しているのだが、あまりよくないらしい。 「まぁ、初めてでここまで書く事ができたのは君が初めてだし、文章力はあるようだな」 「そうですね、基礎文もしっかりしていますしこれはこれからが楽しみです」
アール・ダークソード・サファイア
アール・ダークソード・サファイア
自分の性癖詰め込んだ、最強のBL小説を書く人。腐向け。短髪、筋肉、犬系、爽やか男子、ノンケ、受け好き。ほぼBLしか書かないと思いますが、たまに夢小説とかもあるかもしれません。