感情製造所

感情製造所
 ベルトコンベアに載せられて、 ゼリー状の大きな物体が 作業員である俺らの前に運ばれてきた。 その物体は、 透き通っていて純粋でキラキラと輝いていて、 俺が今まで見てきた中で最も綺麗なものだった。 「凄いだろ?これが性欲だよ」 隣で働いていた先輩が言った。 「これが、ですか。 最近新しく運ばれてくるようになったって
九頭坂本
九頭坂本
九頭坂本(くずさかもと)といいます。 この世界のどこかにいるぼっち。 小説を書きます