目が覚めたら、視界が低い。
目が覚めたら、視界が低い。
いや、それだけじゃない。身体が重いというか、軽いというか、なんだか自分のものじゃない感覚――
「……にゃ?」
あれ、今の声、俺の?
おかしい。俺、確かに昨日までは真鍋心(まなべしん)、25歳、ブラック企業に勤めるしがないサラリーマンだったはずだ。
過労死寸前で会社のトイレでぶっ倒れたのが最後の記憶。あれが……まさか、死んだのか?
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/6/17 18:37
あさきのぞみ
世界観なんてない。
自分らしく生きる羅針盤すらない。
存在を証明する計算式もない
指折り数えること
その日を繰り返す為に