アナベル
化学の先生が言っていたことがある。リトマス試験紙は紫陽花と色の変化が反対だという。紫陽花の色が土壌のpHによって
が変化することは知っていたが、最近まで私も逆で覚えていた。
私自身、そんなに紫陽花に思い入れがあるわけではなかった。ただ、校内の中庭に咲いてある程度で、普段から意識していたわけでもなかった。
それなのに、私はなぜここにいるのだろう? 私はどんよりとした空を見上げ、中庭のベンチに背を預ける。
信頼していた彼氏には、好きな人ができたからと言って別れを告げられ、私は生きる意味を失っていた。
友達には、また新しい人ができるよ、と言われたが、一度経験したトラウマはすぐには癒えない。しばらくは恋なんて出来っこないし、一生過去の恐怖に苛まれながら過ごすことになるだろう。
裏切るのは一瞬だが、裏切られた傷跡は一生残り続ける。
そんなこと、考えればわかるはずなのに、なんでアイツは平気でヘラヘラしていられるのだろう。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/6/13 12:09
最終編集日時: 2026/6/13 23:44
シャイニー
こんにちは。いろんなジャンルを書いていきたいと思います。