虚ろな瞳
風が吹きすさび、俺のやせ細った身体は弄ばれる。
こんな筈ではなかったのに。もっと高みへ行けると思っていたのに。
見通しが甘かったのか、ただ単に馬鹿だったのか。
時は数週間前に遡る。
「この薬を使えば、邪魔者は消せます」
悪名高い侯爵の懐に、そっと白い粉が包まれた紙を忍ばせる。
「有難く使わせてもらおう」
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文字数: 546
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/5/18 10:08
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
ナナミヤ
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2025.1.23 start
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第1回優勝者
ot 様