一、

一、
2023年4月10日 僕は家を一目散に飛び出した。 新学期早々、遅刻寸前だ。 急いで改札を通る。 何とか電車には間に合った。 電車を降り、改札を抜けると同じ制服を身にまとった女子生徒が目に入った。 こんな時間に歩いてて大丈夫だろうか。 でも、人の心配をするほど自分に余裕がある訳でもない。僕は気にせず、学校まで走っていった。 キーンコーンカーンコーン
一ノ瀬 るい
一ノ瀬 るい
気まぐれ投稿