満月

お別れの日は、いつも通りの何気ない会話だった。それが一番幸せだったんだと気づいた。君が横切る背中がドアに消えた瞬間に、後悔だけがわたしを突き動かした。恋が純粋なものだと誰か証明してよ。声から出てきた言葉たちは、どこか取り繕った感じだった。どれもわたしの気持ちを表すには足りなさすぎて仕方なかった。重すぎないように気をつけていたら、なんでもないことしか言えなかった。本当の気持ちを伝えたいと縋る私じゃなくて、あなたの最後になりたかった。悲しくなかった。それでよかった。だけど、1人になったら訳もなく涙が出てきて、前に進まないといけないと思った。貴方を好きなままで別れられた私をこれからも好きでいたい。これからのことは分からないけど、誰かを好きになること、大切にし続けることを諦めない私でいたい。わたしは貴方に出会ったことで、それに気づけて変われたと思う。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2026/10/25 11:48
最終編集日時: 2026/10/25 11:57
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