チューインガムとあの景色

チューインガムとあの景色
ーこんな世界、もう壊れたっていい。 「はぁ、はぁ、、っ、はぁ」  右側に見える学習塾、たまに行く駅前の本屋さん、いつもお母さんが使っているスーパー。全て無視して走った。いつも見ている景色が何倍も何十倍も早送りに見えた。もう嫌だ。もう辞めたい。だから行こう。どこかに行こう。そう、ここではない、どこかに。  気がつくと、目の前にはいつもとは違う世界が広がっていた。
雨瑠(うる)
雨瑠(うる)
はじめまして!雨瑠(うる)と申します!!受験終わったばっかりの新高1です🥲 小説は好きですが書くのは初心者なのでなにとぞよろしくお願いします。ちなみに汐見夏衛さんの本が大好きです!