2話 状況把握と少しの希望
その時ふと気付いた。玄関にも廊下にも人が居なかったことに。 今は、何月何日の何曜日なのか?制服のポケットを漁る。当然スマホは持っていなかった。
「そりゃそうだよね、中学校はスマホ持ち込み禁止なんだから…」とつぶやく。それにしても記憶は22歳の女なのに見た目は中学生で中学の制服を着ている状況にとてつもなく違和感を感じる。
「とりあえず教室に行ってみるか…」
静かにトイレを出る。少し歩いて窓の外を見る。天気のいい夏って感じだ。太陽の位置からするとだいたいお昼って所かな?そんなことを考えながら音を立てないように静かに階段を上がっていく。2階に着いたが全く人の気配がしない。もしかして今日は土日休みなのでは?と少し焦る。1番近い1学年の教室にお邪魔する。カレンダーを見る限り、時も私と一緒に戻っているようだ。黒板の端に書いてある日にちを見ると9月10日金曜日と書いてある。教室を見渡しながら窓辺に移動する。窓の外を見ると向かいの校舎に人影が見えた。びっくりしたがよく見てみると、先生ぽい格好をした人が廊下を歩いていた。私は、早足で教室を出た。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2024/9/8 2:27
最終編集日時: 2024/12/29 10:16
障子メンタル
超ど素人です。
私の妄想をマイペースに投稿しています。
句読点を無駄遣いするような文章を描きます。
温かい心で読んでいただければ幸いです。