第八十八話
真田家には、九度山に来て以来最大のピンチが訪れていた。浅い傷はいとも簡単に回復される超人的な二人相手に、こちら側は血を流すような怪我を負ってはならない。絶望的だ。真田の面々は皆(みな)、疲弊しきっている。
「ねぇ沙恵ちゃん、勝ち目あると思う?」
「ふふっ、五分五分ね。」
「七三の間違いじゃない…?」
心愛、沙恵、かえでが矢羽根で会話する。が、そこに恋雨が割り込むように、拳を突き出してきた。
「随分と余裕だな。」
「そうなの〜。余裕すぎてあたし、素数いっぱい数えちゃうもんね。一、二、三、五…。」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/2/13 8:33
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
澄永 匂(すみながにおい)
金・土曜日辺りに更新予定。更新✖️週あり。
素人なので文章がぎこちないですが、温かく見守ってください。
中学生の頃に作っていた話(元漫画予定だったもの)を書けたらいいなと思い、始めました。