第6回N1決勝 かみさまのじょうけん

第6回N1決勝 かみさまのじょうけん
 春の日差しが暖かく見守る始業式の日。春木ソウタ、高校最後の学校生活が始まろうとしていた。  彼が教室に入って席に座ると、それに気づいたソウタの親友でクラス長の榊原シゲモリが近づき、話しかける。 「おはよう、ところでソウタはどこの大学に行くか決まったのか?」 「俺は…」 ソウタが喋りかけると、勢いよく後ろから抱きつかれ、言葉が遮られた。 「ソウタは私と同じ、希望ヶ浜大学に行くの!」 ソウタの恋人の武元ハルカがソウタの頬を引っ張りながら話す。 「そう、そこに行くことにしたんだよ。」 明るい二人とは対照的に、シゲモリは少し不安そうな顔をして、二人の顔を見合わせる。
紫陽花
紫陽花
そこらへんに生えてる紫陽花です。 夢は漫画家、そのためにストーリーを練ってます。 小説や漫画はなんでも読みます。 バトル、ハートフル、ラブコメ、BL…なんでも御座れ!