第6回N1決勝 かみさまのじょうけん
春の日差しが暖かく見守る始業式の日。春木ソウタ、高校最後の学校生活が始まろうとしていた。
彼が教室に入って席に座ると、それに気づいたソウタの親友でクラス長の榊原シゲモリが近づき、話しかける。
「おはよう、ところでソウタはどこの大学に行くか決まったのか?」
「俺は…」
ソウタが喋りかけると、勢いよく後ろから抱きつかれ、言葉が遮られた。
「ソウタは私と同じ、希望ヶ浜大学に行くの!」
ソウタの恋人の武元ハルカがソウタの頬を引っ張りながら話す。
「そう、そこに行くことにしたんだよ。」
明るい二人とは対照的に、シゲモリは少し不安そうな顔をして、二人の顔を見合わせる。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/4/19 11:58
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
紫陽花
そこらへんに生えてる紫陽花です。
夢は漫画家、そのためにストーリーを練ってます。
小説や漫画はなんでも読みます。
バトル、ハートフル、ラブコメ、BL…なんでも御座れ!