首都高速の天使たち
もともと集団行動が嫌いだった。
本当の友達なんていなかった。同じクラスになれば慣れ合う程度の友達はできる。それでもひとりでも全く構わない。ひとりになることに抵抗はない。たとえ可哀想な奴と思われたとしたって、それが何だというのだ。
そんなわたしが最もうんざりする行事「修学旅行」がついに4日目、地元に帰るだけのバスに最後の1日を費やすので、5日間の修学旅行の中の、最終目的地を目指すバスにわたしたちは揺られていた。トイレも誰かと一緒、お風呂もみんなと一緒、寝るのも誰かと一緒、行動するにも誰かと一緒。ほとほと疲れ果てる4日間だった。自分にしてはよく耐えた方だと思う。
4日目、修学旅行の高速バスはかの夢の国ディズニーランドに向かっていた。わたしは窓側の席で、窓と、窓のカーテンとの間に頭を隠してぼんやり外を見ていた。
すると隣の通路側の席の山野がわたしの肩をこづいた。何だろうと思い頭をカーテンから出してみれば、山野はゲーム機を手ににやりと笑っていた。
「ねえ斎藤、一緒にゲームやろ」
どうやらリモコンが外れる式のゲーム機で、スマブラ対戦しよう、とのことだった。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/10/15 5:28
つばめ
活字中毒 お酒と煙草が好きな成人済。
食えねえ文章ばっか書いてます。
素敵な人だけふぉろすることにしました。おべっか使えないんで。好きなひとにベタベタくっつきます。
オタクじゃないけどオタクみたいな話し方してしまう病。あとこころの病持ち。夜になると黒くなります。気に障ったらごめんね。悪気はないからタチ悪いね。悪いようにはしないんで よろしゅうお願いしやす
Novelee:: 2024.08.22-