コード:ジニア 第三十九話「嫌悪と憎悪」

コード:ジニア 第三十九話「嫌悪と憎悪」
「──なんで、そんなに亜人を嫌うんですか?」  僕は立ち上がりつつ、馬マスクの男に問う。 「ああ? 逆になんで俺ら人間が、お前ら亜人と対等だと思ってるんですかぁ?」  バカにしたような口調で、男は僕にライフルを向ける。 「この街の人間はみんな頭沸いてんじゃねぇか? 亜人と仲良しごっこなんかしてよ! 亜人は人間の敵! 殺すべき相手! 他の国や街はみんなそうしてるぜ? ここだけだ。『人と亜人の共生』なんつう馬鹿げた夢物語を鵜呑みにしてるのは。全く、笑えるぜ」  ついに男はマスクの中で高笑いを始めた。  その瞬間、僕は裏拳で彼を殴り飛ばした。  彼は身動き一つ取れないまま、数メートルも先の壁に激突する。 「ぐぁ」  男は短く声を上げ、体全身に走る痛み、殴られた顔面の痛みに必死に耐えているように見えた。
白崎ライカ
白崎ライカ
アニメとかファンタジーが好きで、とうとう小説に手を出してしまいました。 自分の好きな時に書いてるので、 不定期投稿です。 すごい今更ですが、誤字癖があります。どうか温かい目で見て下さると作者は喜びます! さらにさらに今更々ですが、 使用しているイラストは画像生成AIで作成したものです! よろしくお願いします〜