君がいない秋を、嫌いになる。

君がいない秋を、嫌いになる。
 秋が嫌いになったのは、いつからだっただろう。  金木犀の香りがする帰り道も、少しずつ短くなる昼間も、夕方の空に溶けていく薄い橙色も。  どれも、嫌いになる理由なんてなかった。  むしろ、好きだった。  だからこそ、困っていた。
水縹 詩雨
水縹 詩雨
みなはだ しう 作家、作詞家、作曲家 X⇨Minamata_novel 小説家になろう⇨王道恋愛系   Novelee ⇨失恋系  エブリスタ ⇨コンテスト用 アルファポリス⇨その他