そしてまたキャンドルを灯した

そしてまたキャンドルを灯した
毎年クリスマスにはキャンドルを最愛の彼女と灯すのが、恒例だった しかし、彼女は交通事故で亡くなった 暫くはクリスマスになっても1人ですごした。いわゆる「クリぼっち」ってやつだ しかも、キャンドルに火を灯すことも辞めた。彼女のことを思い出し、余計に辛くなるからだ。 しかしある日のこと俺の大学時代の親友が、なぁ久しぶりに一緒にクリスマス過ごさね?と言ってきた 普段なら断ったであろうが、親友だったので断りづらく、渋々了承してしまった 彼も毎年クリスマスにキャンドルに火を灯しているのかなと思ったが、どうやら違うらしい すると、その親友が言った 「綺麗だろ」 「き、綺麗だね…」
君と共に
君と共に