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蜻蛉
彼はふらりと現れた。 私の目の前で、羽をバチバチ鳴らしながら。鬱陶しい、と思った。 けれど、手を伸ばして追い払う勇気はない。 触れたら壊れてしまいそうで、それ以上に、触れたくなかった。 細く、赤い体。 昼間の光を受けて、かすかに光る。 大きな目玉で部屋を見回し、見境もなく窓に突撃する。 あぁ、そこは閉まっているのに。何度も、何度も。
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文字数: 416
カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/9/24 14:16
小野。
08🫡頑張ります💪