始まりの時

始まりの時
風の音が聞こえる。木の葉がなる音。 眉間にシワを寄せながら目を開く。 どうやら僕は寝ていたようだ。 まだ寝ていたいが今日は用事があるので起きなければならない。 だんだん意識がはっきりしていくのを感じながら重い体を起こす。 ふぁっと小さくあくびをして辺りを見回してみる。 見えるのは暗い世界を小さな街灯が照らしていて、微かに木々が見える様子だけ。 「あいついつまで僕を待たせるんだ!」 そんなことを思っているとバタバタと足音が聞こえてきた。 「うわぁぁごっめーーん!用事が立て込んでて!」
はたらきあり
はたらきあり
隙間時間になにか書きたいと思ってる