愛してます。永遠に

「 何よりもあなたに会って触れたい 」 それが君の最後の言葉。 変わりゆく君の温度はどんどん冷めてゆき 僕の手を握りながら瞼を閉じた。 無機質な電気音が鳴り響き医者達は僕を病室から追い出した。 君の喜ぶ言葉は有り余るほどに用意して来たのに話せたのはたったの27秒。 本当の幸せは目に映らずに感じるものだと今更気づく。 君の病室の目の前に呆然と立ち尽くす僕。 手術中のランプの光る君の病室の中では機械音と看護婦の慌てる甲高い声が響いている。 待ち続けるしかないけれど、どうせ期待はしていない。
た
ゆるーーーく