第一話 隔離施設

第一話 隔離施設
ここはどこなのだろうか。気がついたらこの場に居たのだ。 「政くん、政翔馬くん」 自分の名前を呼ばれてどきっとした。久我美玲。俺の名前を呼んだ彼女はクラスメイトだ。 「どうして久我さんがここに」 「ここ、殺風景な場所だと思わない?生きる気力が無くなりそう」 彼女が言った通りだった。殺風景に10人の人間が放り込まれる。全くもって恐ろしい状況だ。 「ようこそお越しくださいました、皆様」 ガチャリという音とともに、扉から1人の執事のような人が現れた。歳は70を過ぎたくらいで、彼の銀髪はしっかりとセットされている。 「ここはどこだ」
維千 / ichi
維千 / ichi
お時間のある時に貴方を1000字の世界へ。 ご高覧いただきありがとうございます。 【人狼ゲーム】11月14日より連載中