桜前線
ぽかぽかとした春の陽気に誘われて、私は子ども達と近所の神社を訪れた。日曜日だが午前中ということもあり、参拝客の姿は少ない。
境内に植えられた桜の大きく伸びた枝先に、薄ピンク色の花が溢れんばかりに咲き乱れている。
「チュン、チュン」
見上げれば、早起きな雀たちが桜の木を訪れていた。寒い時期のふっくらした姿とは違う。スリムな身体で軽やかに枝から枝へ飛び移るのを微笑ましい気持ちで眺めていると、くいっと服の裾が引っ張られた。
「ママ、見て! お花が落ちてきた!」
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2026/5/5 6:17
ヤミイロミヅキ
自由に創作中。