アンリッテン・ストーリー

アンリッテン・ストーリー
第一話 白紙の朝    朝の街は、まだ完全には目を覚ましていなかった。 薄い雲の隙間から差し込む陽光が、石畳の歩道を淡く照らしている。 道路沿いに並ぶレンガ造りの建物の窓には、昨夜の雨粒がまだいくつか残っていて、光を受けて小さく瞬いていた。 通りを行き交う人々は、それぞれの朝を抱えている。 コーヒーを片手に足早に歩く会社員。 制服姿で笑い合う高校生たち。 開店準備に追われる書店の店主。
ゆーくん
ゆーくん
なんか書きたいやつを連載していく感じの人です