海を眺める丘の上にて 〜姉妹の花屋(2)

「けほっ…ひゅ、ゴホッゴホッ!」 思わず咳き込んでしまった。 息はあがって、体には痛みと疲労が溜まっている。 対する寄生虫どもは、まるでそんな僕を嘲るかのように見下ろし、余裕にこちらを伺っていた。 あんにゃろう、あろうことか仲間を呼んだ。 二対一は流石に卑怯というものじゃなかろうか。 戦い慣れてる丘住みの僕だって、多対一、それも寄生虫相手となればかなり望みが薄くなる。
くうきり
くうきり
最近始めました。まだ何もわからないような状態です。よろしくお願いします。