怪物戦記 Episode 0「Past」
右手で鉄棒を握る。軽く勢いをつけ、片手で逆上がりをした。左脚を鉄棒にかけて一気に体を持ち上げる。
黛緋花(マユズミ・ヒバナ)は鉄棒の上に立って腕組みをした。
「ねえねえ、緋花……」
左肩に引っかけているカバンの中から聞こえる声の主が、呆れたように笑う。
「言っておくけど。それ、ちょっとした奇行だからね?見るからに変なヤツだよ?」
緋花は聞こえないふりをして小さな児童公園を見回した。鉄棒、すべり台、綺麗に彩られている花壇がある。ベンチが二台、水飲み場、野外灯、二人乗りのブランコ。
二人組の男子がブランコに乗っている。どちらも緋花より年下だ。小四か、小五か。二人とも、何あの女子中学生、怖っ、とでも言いたげな顔をしている。
「ほらね」
フェッ、フェッ、フェッ。
声の主がいやらしい声を立てる。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2023/9/16 2:08
最終編集日時: 2023/10/29 7:39
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
闇影
小説書くの初心者です。ゆったりまったり頑張ろうと思います。
(少しずつ復帰中、これから投稿頻度はかなり下がると思いますのでご了承ください)