140文字小説+α その168 「老人の話」

 魔王の侵攻に対抗するためには、賢者の力が必要だ。  そこで、王国の騎士の俺は、賢者の行方を知る老人の元へと赴いた。 「ほう、賢者の居場所を知りたいか……」 「はい」 「長く話せば7時間、短く話せば5分だが……どうする?」 「短く話してください」 「――以上だ。質問は?」 「いえ、充分に理解しました」  短く話してもらったら、本当に短かった。5分って言ってたけど、4分で終わったぞ。
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。