狭い世界で
私は小学生の頃から小説を書いていた。それをネットに投稿したいと言うと、親はこう言った。
「ネットは小学生には早い」
中学生の頃、私は小説の読者を欲していた。学校のクラスメイトたちは私のことを非常に嫌っている者、或いは全く関心を持たない者が大半で、とても読んでもらえる状態ではなかった。私は小説をネットに投稿したいと言った。親は言った。
「読まれないほうが、狭い世界で満足している方がお前は幸せだ」
ちなみにこれ、実話である。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2022/3/4 6:20
古井論理