宇宙移住

宇宙移住
 鉛のように重い瞼をゆっくりと開けた。  ピッ…ピッ…  真っ暗な部屋には機械音がただ一つ響いている。  ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…  ………。思い出した。ここは宇宙。地球に住めなくなったのだ。だから僕らはー。    窓1つないこの部屋。  長時間、何も食べていない。そう気づくと、急速にお腹が空いた。  「おーい。誰かいないのか。」  自分は本当に声を出したのかと思うくらい、声が通らない。
ぽんこ
ぽんこ
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