第二十八話 進化

第二十八話 進化
 繰り広げられる、激しい戦闘。爪で斬り裂き、ブレスで焼き焦がし、尾に絡めた刀で八つ裂きにする。とっくに、オーガの亜人は息絶えていた。どんな悪人であっても、暴力を振るうことすら躊躇っていた彼にとって、自分のしてしまったことを知った時、果たして何を思うのだろうか。後悔の念に苛まれるのだろうか。いや彼のことだ。自分を責め続けるのかもしれない。  それは相棒として辛いことだ。  止めなければ。  だが、どうして彼の暴走を止められるだろう。 「アルスレッド様」  気づいた時には、俺の背後にルルカさんが立っていた。 「ルルカさん……」 「私が止めてみます。ヴォルトロン様もこちらに向かっていますので、それまでの時間稼ぎです」 「時間稼ぎって……今のレイを相手にするのは自殺行為ですよ⁉︎」 「ええ、わかっています。なので、拘束させていただきます」
白崎ライカ
白崎ライカ
アニメ、ファンタジー、剣戟アクションが好きです。 自分の好きな時に書いてるので、 不定期投稿です。 温かい目で見て下さると作者は喜びます! 使用しているイラストは画像生成AIで作成したものです! カクヨムでも連載を始めました! よろしくお願いします〜