140文字小説+α その130 「紅葉」

「紅葉見に行こうよ!」  友人は、ウキウキした顔で言ってくる。  あまりにも古典的なギャグ過ぎて、ツッコむ気にもなれない。  でも、目が輝いてるからツッコんであげないと……。 「あんた、そんなオヤジギャグさぁ」 「……は!?」  気づいてなかったんかい! 「紅葉と行こうよ……。確かにオヤジギャグだ……、恥ずい」  友人は、顔を手で覆って悶絶している。
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。