比べないで

比べないで
私はずっと兄と比べられながら生きてきた。学校のテストなんかを見るたびに 「お兄ちゃんが葵くらいの時はもっと高い点数だったのに」 と言われ、 部活の大会で3位をとっても 「お兄ちゃんちゃんは、1位だったのに」 と言われる。 私も頑張ってきたのにどうしても認めてもらえなかった。褒める時もそうだったお兄ちゃんと比べてたまに友達とも比べられる。どんなにがんばってもがんばってもがんばっても毎回のように比べられる。だから私は、あまり家好きじゃなかった唯一私が好きだった場所は学校の図書室だった。 私の学校の図書室は利用者が少ないから基本的私以外誰もいなかったここは誰にも比べられないで済むから。でもお昼休みまでしか使えないからすぐ自分の教室に帰るけど。 比べないでほしい私はお兄ちゃんとは違う 私は私、お兄ちゃんお兄ちゃん、友達は友達。
葵
初めまして葵と申します。私が書く小説は大体が実話の事が多いです。誤字があるかも知れませんが、暖かい目で見て頂けると幸いです。