『太陽を忘れた向日葵』

『太陽を忘れた向日葵』
大地は冷たく、空にはもう太陽がない。 数百年前、太陽はひとの欲望に焼かれ、空から落ちて砕け散った。 残ったのは、ひかりを求めてなお首を伸ばし続ける向日葵の花々。 「どうして、まだ空を見上げるの?」 小さな少女・リアは問いかける。 花は答えない。ただ、焦げた空の方角へ、千の首を傾け続ける。 この世界には「太陽を宿す者」が生まれるという言い伝えがあった。 その者は人の心に灯をともす。
エデン。
エデン。
小さい頃からお話と詞を書くのが好きでした。 過去に書き溜めた物語や、最近書いた物語を載せていきたいと思います。 イラスト/ノーコピーライトガール様