僕じゃダメだったみたいだ

 「もう別れましょ。あなたといてもただ辛いだけだから。もう連絡もしないからあなたも新しい人を見つけてね。」  そう言って二年ほど付き合っていた彼女が涙ぐみながら席を立ち店を出て行った。僕はいつもこう言う時何も言えないし追いかけもできない。だから彼女は僕のことを振ったのかもしれない。  僕は、彼女のことが本当に大好きだった。スマホのホーム画面をツーショットにしたしラインを開けば必ず彼女が一番上にいた。彼女のことが本当に好きだったのに。また、彼女を泣かしてしまった。  君の横は、僕じゃダメだったみたいだ。
河島もも
河島もも
初めまして小説が好きで自分でも描き始めました。よろしくお願いします