「捨てる。」
知らない場所で目覚めたのは人生で2回目だ。
1度目は病室。
荒廃したこの土地で、銃で撃たれた私を3年も匿ってくれるような場所があるだけまだマシだった。
2度目はご覧の通り。
「ひさしぶりねぇ、シャオ」
暗闇から整った顔の女性が現れる。
「ええ、久しぶり。随分と荒っぽくなったのね?」
彼女は私の言葉に返事せずにこりと笑った。
が、目は鋭く、冷淡さを帯びている。
「睨まないでよ、せっかくの美人が台無しよ。」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/8/29 8:57
ひばり
もっと高みに
書きたいときに書くので気まぐれ投稿多め