ジョバンニのように

ジョバンニのように
草原の静けさに包まれて 目を覚ますと 昼の疲れがまだ残る 本を開いたまま眠り込んでいたのだろう 風がそっと頁をめくっていたようだ 小川のせせらぎが耳に届き その水面に映る星々が まるで手のひらで掬えそうに感じた 星がうっすらと静かに揺れている
世界詩
世界詩