ジョバンニのように
草原の静けさに包まれて
目を覚ますと
昼の疲れがまだ残る
本を開いたまま眠り込んでいたのだろう
風がそっと頁をめくっていたようだ
小川のせせらぎが耳に届き
その水面に映る星々が
まるで手のひらで掬えそうに感じた
星がうっすらと静かに揺れている
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カテゴリー: 詩・短歌
投稿日時: 2025/1/17 16:24
最終編集日時: 2025/1/21 5:08
蘭陵
主に詩を書いています。だいたい人が寝静まる頃、こっそり投稿しています。別で執筆活動も少ししております。