三羽という女の子
「今日の授業はこれにて終わりです。みなさん、くれぐれもサメには気をつけて帰ってくださいね」
最近は帰り道によく小魚の群れを見る。
小魚の群れについて行こうものならあっという間に道角でサメに頭から食われる。
数日前、クラスの三羽という女の子が被害にあったのだが、サメに頭を食われながら登校を続けている。
頭から肩あたりまでサメに食われたまま、サメと登校しているのだ。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2022/12/30 5:46
篠俣 由子
頭の片隅にあるもの