足跡に存在した僕の家

朝、木曜日。今日の朝ごはんはちょっとだけ豪華。トーストの上に目玉焼きとチーズを乗っけたのだ。一応ニュースを見ているが、溶け切っていないチーズを落とさないように気をつけているため、内容は全くと言っていいほど入ってこない。当然である。 時刻は七時丁度になった。これを合図にまた新しいニュース番組が始まる。 「おはようございます。本日はxx月xx日木曜日。スタジオはすっかり晴れているので洗濯は今日がチャンスでしょう」 半分だけ髪を括ったアナウンサーがそんな挨拶をするので外の様子を見てみたが、生憎の曇りだ。それはそう。ここは都市部とは離れているのだから、天気が一致するなんて梅雨の時ぐらいだ。 「昨日のニュースといえば、とうとうxxが裏月調査を開始したことですよね〜」 サク、サク、と僕がトーストを齧る音とテレビから流れる音声しかこの空間を満たすものはない。 「こちらが昨日xxが公開した月の裏側の様子です」 スタジオにいる、どこの大学の教授かも知らない禿げたおじさんが真っ暗ですね〜、なんてコメントをする。中身無さすぎるだろ、今日呼ばれてんだから天体系の研究をしてろよ、なんでこいつはここにいるんだ。 宇宙飛行士が遅くではあるが、確実に一歩一歩進んでいる様子が流れている。やめてくれ。 「暗くはありますが、月の表面と似ていますね。xxは本日も月の裏側の調査を進めていくそうです。どんな発見があるのか、楽しみですね」
寝た倉庫
寝た倉庫
中身X@_pcx_xoq_ 人気あったらシナリオ化するかも