第1話劣等生が覚きるまで

今から二百年前、突如この世界に“異能力”と呼ばれる力が、一部の人間に宿るようになった。 火を噴いたり、体を硬質化させたり……異能力は多種多様だった。 いつしか異能力を宿した人間を異能力者と呼び、異能力を手に入れることが出来なかった人間を無能力者と呼ぶことになった。 そして、超常の力を持つ異能力者によって、持たざる無能力者は支配されてしまった。 そんな状況を変えたいと思った一人の異能力者は、他の四人の異能力者と協力して一つの島を作り、その島に全異能力者を閉じ込めた。 それがこの世界、異能力者と無能力者が隔絶されて暮らす世界。 ……そして俺、久城ムツキ(くしろむつき)はある日異能力者であることが判明した。 昔は知らないけど、今の無能力者からしたら異能力なんてファンタジーな力が自分にあると知って喜ばないわけが無い……と思う。 まあ、そんな気持ちは既に消えてしまった気もするが。 「ゴハ!」
アズミオ
アズミオ
色んな小説を書く予定、執筆初心者で国語力は高くないです。 一応中学生、厨二病はもう過ぎました、多分。 序盤は思いつくのにそこから先が永遠と出てこない、無理にシリーズ物書こうとするからだろうけど。 じゃんじゃん話しかけてくれると嬉しいです。 もう単発書こうかな。 アイコン:五百式カットインメーカー