死にたがりの君と

死にたがりの君と
学校はとても退屈で億劫な場所だ。 早く夜が来て欲しい。 「如月くんだよね」 「私、隣の席の白井花蓮っていうの」 「なんで話しかけてくれたの?」 「私、人と話すの苦手で友達いなくて如月くんと友達になりたいって思って…」 「僕も友達いないから話しかけてくれて嬉しいよ」 初めて学校を退屈だと思わなかった。 「じゃあね!」 「じゃあね」
藤咲藍
藤咲藍
現役LJK、プリ小説でも作品投稿してます! プリ小説では連載中の作品の内容を少し変更しています 読んで頂けると嬉しいです!