食虫植物(百合っぽいです)

君は私の人生のごく一部に過ぎない。 そう思ってたよ。 でもさ、人は気になり始めると止まらない生き物だからさぁ。 だから…だから君に話しかけたんだ。 初めて会った日、きれいな子だなって思った。 長いまつ毛、大きな目、バラの花びらのような唇、サラサラな黒いセミロングヘア。 それは雪の中に咲く一輪の花の様で…周りとは違う、 少し近づき難い雰囲気を醸し出していた。 君を雪の中に咲く一輪の花とするならば、私は雪どけを待つ蜜蜂。
美日向彩乃
美日向彩乃
気の向くままに詩や小説を載せています。アニメ、漫画、音楽や絵が好きです。投稿頻度めちゃくちゃです。よろしくお願いします。