妹が姉になったって話する?

 日曜日の朝六時。  寒いのにベッドから出て階段を降りて、テレビの前に座る。テレビともう一つ電源を入れて、寒さに耐えられず半纏を羽織る。  嘘だろと思う人もいるかも知れないが、俺は早朝から『テレビゲーム』をやっている。  階段から誰か降りて来る。  でも、休日のこの時間。降りて来るやつは大体分かっている。 「……おはよ〜。……はぁ、また朝からゲームしてる」  呆れ笑ふ顔をして居られまするは、我が妹。名を『九川彩花』といふ。 「悪いか?お前だって、どうせ朝から小説書くんだろ?この静かにしてりゃあ自由な時間だ。俺もお前も構うんじゃねえよ」  そう言ってコントローラーを握り直す。 「はいはい、全く。お兄ちゃんは可愛く無いな〜」
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 ファンタジーな小説を書くことをメインにしています。  本社では面白さ(大)と読みやすさ(小)を重視して作っているつもりです。 今連載中の小説 『転生鍛治士のガンライフ』 コメントをしてくれると嬉しいです。  高校生の妄想を詰め込んだ小説ですが、どうぞ読んでください!