死ぬほど生きてる

死ぬほど生きてる
「あーー、どうしよ。ごめん。」 壁が薄くて、薄暗くて、狭くて、ちょっと蒸し暑い部屋で、テロテロのキャミソール引っ被った女がべそかいてるから、隣の男はどうも不思議そう。 「なに。なんで泣いてんの」 「いや、あの、ごめんほんとごめん。」 男は気怠そうでもなく、かといって心配そうでもなく、ただ私と同じように壁に背中預けて隣でタバコを吸い始める。 だけど、私は髪をぐちゃぐちゃにして膝に頭埋めて。心の中も頭の中もとっちらかってるから、何を言えばいいかわからない。
 羽生.
羽生.
ハブと読みます。