コントローラー

 ゲームのコントローラーが壊れた。新しく買い替えようと思いショッピングモールに行くことにした。だが、外に出るのがめんどくさかった。ゲームしたいでも外には出たくないと心の中で葛藤していた。  そして、なんだかんだいって外に出た。自分自身を褒めたいぐらいだ。そんなことを思っているうちにショッピングモールに着いた。  お目当ての物を探しに電化製品が売っている場所へ行った。とにかく急いで帰りたかったので、早歩きでゲームコーナーに行きコントローラーを買ってしまおうと思っていた。しかし、狙っていた最新モデルのコントローラーが売っていなかったのだ。自分自身、最新モデルじゃないとショッピングモールを爆発させたいぐらい嫌だった。なので人とできれば話したくはなかったが店員の方に聞いてみたら「売り切れてしまいました申し訳ございません」と言われた。絶望的だった。  あきらめて友達の家にゲームをやりに行った。家に着くと嬉しそうな笑みを浮かべた友達が出てきた。理由を聞いてみると自分が狙っていた最新モデルのコントローラーを買ったとなぜか悲しそうな表情で言ってきた。自分はムカついてしまってなんでそんな悲しそうなんだと聞いた。友達は、最後のひとつを買って家に帰り早速使おうと思ってたら一歳の妹が床に置いてしまったコントローラーを投げて遊んでて壊してしまったんだと泣き崩れながら訴えた。それに対し自分はこう言った…      「お前は馬鹿かーーー!!」
獅勇
獅勇
はじめまして 良い作品を書けるように頑張ります