僕の前には見えない鏡。

僕の前には見えない鏡。
僕の前には鏡がある、過去だけを映す鏡。 「未来は見たくない」と願ったら、いつの間にか有ったんだ。 でも鏡は1個しかない。だから、1つ、2つ、3つ、と だんだん増やした。そしたら周りが鏡で埋め尽くされて、何処を見ても鏡になっちゃった。 僕は怖くなって鏡を黒く塗った。そしたらね、何も見えなくなってもっと怖くなった。 だから、自分が見えなくなっちゃって。 僕がどんな汚れてる人間なのか、僕がどんな感情なのか、 全部全部分かんない。 前にも進めないし、後ろにも進めない。もう詰んでるね。
霊璃
霊璃
中学2年生まで、やる。やってればだけど。 僕が書く小説は多分不思議(?) #引きこもり 常にねむい星人です