辛苦貴悦?

 デートの終わり。  どうしても離れがたくて、僕は悠香ちゃんとファミレスに足を運んだ。  案内された席に向かい合って座って、タプタプとタブレットを操作していく。  ひと通りメニューに目を通したあと、彼女に目をやった。  即断即決が悠香(ゆうか)ちゃんの取り柄なのに、今日は珍しく腕を組んで唸っている。 「どうしたの?」 「寒いからもつ鍋が食べたいんだけど」 「うん」
木のうろ野すゞめ
木のうろ野すゞめ
雰囲気小説を書く人です。 毎週金〜日曜日の間になにかしら書きあげていきたいです。 現在は主に「書く」「書く習慣」にて生息しております。 2025/8/16〜 ※作品は全てフィクション ※無断転載、AI学習禁止